SCQA は Situation → Complication → Question → Answer の流れで、読み手の関心を引きつけながら結論へ導くストーリー型構造。提案書の冒頭・投資家ピッチ・経営会議の議題提示で多用されます。
1. SCQA の 4 要素
Situation(状況)
読み手と「絶対に合意できる事実」だけを書く。市場規模・競合動向・社内の現状など客観データ。
Complication(複雑化・問題)
その状況下で起きている変化・問題・矛盾を提示する。「ところが…」「しかし…」で接続する。
Question(疑問)
「だから何を解決すべきか」を 1 つに絞り込む。読み手が次のページで知りたいと思う問いを立てる。
Answer(答え)
本提案の核心を提示する。提案書全体はこの Answer の詳細展開と位置付ける。
2. SCQA の典型例
例:DX 推進提案書の冒頭
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| S | 当社は売上 500 億円規模で業界 5 位、紙文書管理が中心 |
| C | しかし競合 A 社が DX 投資で営業効率を 30% 改善し、シェアを 5pt 奪取 |
| Q | 当社はどう DX を進めるべきか? |
| A | 営業領域から 3 ヶ月で MVP 投入する段階的 DX を提案 |
→ 4 行で 提案の全体像を把握できる構造。
3. ピラミッド原則との使い分け
| 状況 | 推奨 |
|---|---|
| 短時間プレゼン・役員会議の冒頭 | ピラミッド原則(結論先出し) |
| ストーリーで惹きつけたい提案書 | SCQA(流れで説得) |
| 投資家ピッチ | SCQA(事業の必然性を語る) |
4. SCQA の落とし穴
まとめ
SCQA は 「ストーリーで読み手を導く」 ための型。最初の数枚で関心を引きつけたい場面で抜群に効きます。詳細は PPT 構成 5 パターン完全ガイド も参照。