折れ線グラフは 時系列の推移・トレンド を見せるための専用チャート。棒グラフと混同しがちですが、用途は明確に分かれます。
1. 折れ線 vs 棒グラフ
| 状況 | 推奨 |
|---|---|
| 時間の流れ・推移 | 折れ線 |
| カテゴリ間の量比較 | 棒グラフ |
| 複数系列の比較 | 折れ線(4 系列まで)or 棒(2 系列まで) |
→ 横軸が 連続データ(時間など)= 折れ線、横軸が 離散データ(部署・製品など)= 棒。
2. 折れ線グラフの基本ルール
ルール① 横軸は時間軸
横軸が時間でない折れ線は 誤解を招く。時間以外を横軸にしたい場合は棒グラフに変える。
ルール② 系列は最大 4 本まで
5 本以上の折れ線が重なると 「スパゲッティチャート」 と呼ばれる読めない図になる。複数系列が必要な場合は 強調したい線だけ太く、他は細い線にする。
ルール③ データポイントを明示する
各時点に小さな点(マーカー)を付けると、いつのデータかが明確になる。
ルール④ 軸の起点は 0 から(基本)
ただし、長期トレンドで微細な変動を見せたい場合は 軸を切って表示する(軸の左端に「///」マークで切断を明示)。
3. 折れ線グラフの色設計
| 系列の役割 | 推奨色 |
|---|---|
| 自社・最重要系列 | Consultant Gold(太線) |
| 競合・比較対象 | Deep Navy(細線) |
| 業界平均 | Slate Gray(破線) |
| 過去(参考) | Mist Gray(薄線) |
4. やりがちな失敗
| ❌ NG | 問題点 |
|---|---|
| 系列が 5 本以上 | スパゲッティ状態で読めない |
| 横軸が時間以外 | 折れ線として不適切、棒グラフに変える |
| 軸の数値が極端に大きい | 単位を「千円」「億円」に変えて見やすく |
| 凡例が遠い | 線の右端にラベル直接配置が望ましい |
5. 折れ線で「強調」する 3 つのテク
テク① 異常値を赤丸で囲む
トレンドから外れたポイントを 赤丸 + 注釈 で説明。
テク② 期間を色帯でハイライト
「Q3 はキャンペーン期間」のように、特定期間を背景色で示す。
テク③ 予測値を破線で
実績は実線、予測は破線で区別する。
まとめ
折れ線は 時系列専用。系列は 4 本まで、軸は 0 から、ラベルは直接配置の 3 鉄則を守るだけで読みやすさが激変します。